2026.06.15
商品撮影前に行う「ビジュアル設計」とは?|写真を撮る前に考えていること

商品撮影のご相談をいただくと、
「どんな写真を撮れば良いかわからなくて…」
「イメージがまとまっていなくて…」
というお声をいただくことがあります。
実は、これはとても自然なことです。
なぜなら、お客様は商品やサービスの専門家であって、写真の専門家ではないことが多いからです。
実際には、
「どこから整理すれば良いのか分からなかったけれど、相談しながら進められて安心した」
というお声をいただくこともあります。
■ 写真を撮る前に考えていること
撮影では、カメラを持つ前に考えることがあります。
それが「ビジュアル設計」です。
「ビジュアル設計」というと少し難しく聞こえるかもしれませんが、
簡単に言うと、
「今、どんな写真が本当に必要なのかを整理すること」です。
スピードを優先したい場合や、今後内容が変更になる可能性がある場合には、
「どのような写真であれば長く活用できるか」
「将来的にも使いやすい素材になるか」
という視点も含めてご提案しています。
■ 商品だけを見て決めているわけではありません
例えば同じクッキーでも、
・百貨店向けの高級贈答品なのか
・オンラインショップ中心の日常向けなのか
・地域密着型の商品なのか
・全国展開を目指している商品なのか
・20-30代向けなのか、40-50代向けなのか
・高級感を伝えたいのか、親しみやすさを伝えたいのか
等によっても、必要な写真は変わります。
写真は商品そのものを写すだけでなく、
ブランドの雰囲気や価値、
そしてお客様に安心して選んでいただくための「信頼」を伝える役割も持っています。
■ 打合せで一緒に確認すること
ご相談の際には、
・誰に届けたい商品なのか
・どこで使う写真なのか
・どんな印象を持ってほしいのか
・今後どのように展開していきたいのか
などもお伺いしています。
これらを整理することで、必要なカットやイメージカットの方向性が見えてきます。
■「何を撮るか」より「なぜ撮るか」
撮影というと、
「どんな構図にするか」
「どんな小物を使うか」
に目が向きがちですが、
実はその前に、
「なぜその写真が必要なのか」
を考えることが大切です。
その目的が明確になると、
写真はぐっと伝わりやすくなります。
■ イメージが固まっていなくても大丈夫です
前回の記事でもお伝えしましたが、
ご相談の段階で完成したイメージを持っている必要はありません。
お話を伺いながら、
商品の魅力やブランドの想いを整理し、一緒に必要な写真も考えていきます。
撮影はシャッターを切る前から始まっています。
商品の魅力がしっかり伝わる写真になるよう、
撮影前の準備も大切にしています。
現在の状況や、
写真について感じているお悩みを、
まずはお聞かせください。
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Food photographer / Food visual partner Aki
Akiko Hattori