2026.07.08
EC・LP・広告で必要な写真はどう違う?|媒体ごとの役割から考える商品撮影

新商品発売やECサイトのオープン・リニューアルに向けて撮影のご相談をいただく際、
担当者様からよくこんなご相談をいただきます。
「SNS広告をメインに使用したいのですが、ECサイトでも使える写真にしたいです。」
結論からお伝えすると、
同じ写真を使える場合もありますが、媒体ごとに写真に求められる役割は異なります。
今回は、ECサイト・LP・SNS広告、それぞれで必要な写真の考え方をご紹介します。
■ 写真は「媒体」によって役割が変わります
商品写真というと、
「きれいに撮ること」
が目的だと思われることがあります。
しかし実際には、写真は使われる媒体によって役割が変わります。
例えば、
ECサイトで使用する写真と、
LPやSNS広告で使用する写真では、
見る人の状況や知りたい情報が異なります。
また、店頭POPやパンフレット、営業資料など、使用する媒体によっても写真の役割は変わります。
そのため、同じ商品であっても、見せ方を変えることがあります。
■ ECサイトで大切なのは「安心して選べること」
ECサイトでは、
商品を比較しながら購入を検討している方が多く訪れます。
そのため、
・商品の特徴
・素材感
・サイズ感
・内容量
・パッケージ
など、購入を判断するための情報が伝わる写真が重要になります。
世界観を伝えることも大切ですが、
まずは
「どんな商品なのか」が分かること
のほうが優先順位は高くなります。
■ LPでは「商品の価値」を伝える
LPでは、
商品の魅力やブランドの価値を伝えながら、購入につなげていく役割があります。
そのため、
商品の特徴だけではなく、
・ブランドの想い
・開発背景
・使用するシーン
・選ばれる理由
なども含めて、
写真だからこそ伝えられる情報があります。
商品の魅力を一つひとつ積み重ねながら、
「欲しい」
という気持ちを育てていくイメージです。
■ SNS広告では「まず目を止めてもらう」
SNS広告では、
まだ商品を知らない方に届けるケースも多くあります。
そのため、
まずはスクロールする手を止めてもらうことが重要です。
商品の魅力だけではなく、
「思わず見てしまう」
第一印象や、
「続きを見てみたい」
「クリックしてみたい」
と思っていただけるきっかけをつくることも、広告写真の大切な役割です。
その先で、
LPやECサイトへ誘導し、
詳しい情報を届けていく流れになります。
■ だから最初に整理するのは「どこで使う写真か」
撮影のご相談では、
「撮影する商品以外に何を準備したらよいですか?」
というご質問もいただきます。
しかし実際には、
背景や小物を考える前に整理することがあります。
それは、
・どこで使う写真なのか
・誰に届けたいのか
・写真にどんな役割を持たせたいのか
ということです。
ここが整理できると、
必要なカットやスタイリングの方向性も自然と見えてきます。
■ 最後に
ECサイト、LP、SNS広告。
同じ商品であっても、
写真に求められる役割はそれぞれ異なります。
だからこそ、
撮影前には、
「どの媒体で、どのような役割を持つ写真が必要なのか」
を整理することが大切だと考えています。
商品やブランドの魅力が正しく伝わる写真は、
撮影当日だけで生まれるものではありません。
撮影では、
「きれいな写真を撮ること」
よりも、
「この一枚で何を伝えるのか」
を整理することを大切にしています。
役割が明確になることで、
写真は長く活用できる資産にもなります。
まずは現在の状況を、お気軽にお聞かせください。
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Food photographer / Food visual partner Aki
Akiko Hattori